最近よく聞くワード「地方移住」

2020年後半からぐんと身近に、よく聞くようになったワードがあります。

外出自粛、出勤自粛でリモートワークを導入した企業が急増しましたね。

テレワーク普及率を見てみると、週3日以上テレワークを導入している方に絞ると、100%テレワークになった方は12%でした。また、100%テレワークの方を含み、8割以上のテレワークをしている方が39%でした。 
業種によっても割合は変わってくると思いますが、週3日以上テレワークになった方の4割近くがほぼテレワークで仕事をしているという現状が見えてきますね。

となると、そんなに頻繁に出社する必要がないわけですから、わざわざ都心に住まなくてもよいかと思うのが人情というもの。

そこで、そこそこ都心へのアクセスがよく、かつ自然の豊かな首都圏周辺エリアへの移住希望者が増加しているのです。

実際、八王子や高尾の不動産屋さんにお話をうかがうと、近年に見ないほど価格が高騰しているうえに、物件も不足してきているというのです。その多くが上に述べた事情での移住需要なのだそうです。

地方移住と教育移住の違い

さて、地方移住が増加している主な理由は働き方の変化ですね。

一方で、子どもの教育のために移住をする家族も増えてきているのです。その背景には、長野県を始め、岐阜、広島、高知と、次々に新しい形の学校が開校していることがあげられます。従来の学校教育に疑問を抱いていた保護者がそうした教育を求めて地方移住を検討するようになりました。

例えば、広島県で来年度から開校する小学校では入学者の半数が市外からの応募で、東京や埼玉からの応募者もいたと言います。

これまで、地方移住と言えば親の転勤でやむを得ず家族が付いていくスタイルがほとんどでした。

リモートワークによって、より柔軟に住む場所を選択するという概念が広がり、さらに、そうした後押しを受けて子どもの教育のために親が働き方を変える、働く場所を変えて移住しようという流れが急速に広がっているのです。

教育移住とは何か

夏は毎日、川遊び

地方移住と教育移住の決定的な違いは、主たる目的が子どもの教育であるということです。もう一つの特徴として、期間がそれほど長くないケースもあるということがあげられます。

移住というと、移り住んだ土地に住み続けると思われる方が多いですね。ですが、この場合の移住は目的が教育にあるので、卒園や卒業が移住生活のピリオドになることも多々あります。

わたしの周りにも、幼稚園の1年ないし2年間だけ移住して、卒園と同時に地元に戻るという友人が何人かいます。

今はまだなかなか難しい状況にある海外への教育移住では、卒業のタイミングで次の国、次の国へと転々と世界を移住しているご家族もいます。

教育移住される方の多くは、次に住む場所はどこにしようか、いつ、どんなタイミングで考えようかと、非常にフレキシブルです。

ちょっとそこまでお出かけ気分で教育移住を検討してみると、ハードルがぐんと低くなりますよ。

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